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新代表挨拶

 SHRET(シュレット)は、聖心女子大学公認の難民支援の学生団体です。第8代国連難民高等弁務官緒方貞子氏が設立した国際NGO「RET」の事務局長が2002年に来校されたことをきっかけに発足しました。「学生の立場から難民問題を考え、自分たちにできることを実行する」という目的のもと、日々活動に取り組んでいます。

 私達の活動は、難民の方々の支援、学生への難民問題啓発の2つの柱からなります。

 1つ目の難民の方々への支援活動は、社会福祉法人主催の日本語教室のボランティア、入国管理局の面会事業です。日本にも、様々な理由で祖国を追われた難民が逃げてきています。しかしその多くは承認待ちの人々で、不安定な生活を強いられているのが現状です。彼らの生活が少しでもより良いものになるように、当事者の声に耳を傾けることのできるこうした機会を大切にしています。

 2つ目の啓発活動としては、様々な高校での難民問題に関する出張授業を実施しています。難民問題の基礎知識から、「私達には何ができるのか?」までを考えることで、難民問題を単なる国際問題ではなく、身近な問題として捉えていただくことを狙いとしています。その他にも、学内外で難民問題啓発イベントの運営を行っています。特に国連の定めた6月20日のは他の難民支援学生団体と協力しながら大きな催事を企画し、学生にアプローチしようと努めています。より多くの方に難民問題への関心を持っていただくことこそ、問題解決の大きな第一歩だと信じています。

 上記の活動以外にも、自分たちにできる支援を常に考え、実行に移しています。

 昨今の情勢悪化により世界的に注目を浴びるようになった「難民問題」はさらに複雑化、多様化しており、ますます私達一人ひとりがどのように問題に関わっていくべきかが問われているように思います。そのような中でこれからも自分たちの活動に責任と誇りをもって精進してまいります。

最後に、いつもご指導くださる教授、大学職員の皆様、国際機関・NPO関係者様に御礼申し上げます。

15期代表 国際交流学科2年 増田京美

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